まんじゅう山アスレチック・トリムコース(昭和52年9月)その②
2020年8月13日 09時00分弓削小学校のすぐ側にある伊勢山に設置されている「まんじゅう山アスレチック・トリムコース」は、自然に親しみながら運動を楽しむことのできる、弓削小児童の大好きな場所の一つです。
このアスレチック・トリムコースは、昭和52年9月に、弓削小PTAの力で作られ、使用を開始しました。
昨日に引き続き、弓削小PTA広報誌「あゆみ」の昭和52年9月号の記事から、完成・使用開始当時の様子をみてみましょう。
(↓下の写真は、お父さん方、お母さん方による作業の様子)
伊勢山ランド完成に寄せて 昭和52年度弓削小学校PTA役員
夏休みの暑い中を、土曜、日曜、とせっかくの休みを返上して、ただひたすら、我が子のためにと汗を流して作業をしてくださったお父さん方、お母さん方、本当にご苦労さまでございました。
おかげで、どこにも負けない立派なトリムが完成しました。たまの休み、子供たちとの約束もあったでしょう。家の仕事もあったでしょう。それらをみんな犠牲にして、暑い日の盛りの中、一生懸命に作業をした日々。今、子供たちがその施設を使って、楽しそうにやっている姿を見て、今までの疲れも一度に忘れてしまう思いがするのは、私だけではないでしょう。
これからはこのトリムを十分に活用してもらって、子供たちが強く、たくましく成長してくれることを願ってやみません。
皆様、本当にありがとうございました。作業を担当した一人として、厚くお礼申し上げます。
まんじゅう山施設づくり苦心談 昭和52年度弓削小学校PTA役員
まず苦心したのは、廃品の電柱と古タイヤ集めではなかったかと思います。上弓削から下弓削、遠くは佐島、豊島まで、遊んでいる廃品の電柱を会長はじめ、地区役員、先生方、その他多くのみなさんが、持ち主と交渉して譲り受けて間に合わせました。また、学校までの運搬、そして、山の上への引き揚げ。大きいものは直径40~50㎝。長さは約10mもあり、大変でした。古タイヤは因島、今治の方からももらいました。
次に施設づくりの方ですが、こちらは全て手作り。タイヤやセメントなど、15~20人が並んで、下から上へ全て手送り。急な坂の場所が当たった人は、苦労したのではないかと思います。施設づくりにあたって一番の苦心というか考えたのは、子供たちが飽きないで面白く体力つくりに利用できるものをつくることではなかったかと思います。
最後に、暑い中、土曜日、日曜日と休日返上でご協力くださったPTAのみなさんに、感謝の意を表します。また、無事故で全ての作業が終了したことをうれしく思っております。ありがとうございました。
※ 原文は縦書き。
※ 個人名は伏せております。
※ 写真は、当時のPTA会長からお借りしました。
※ 明日、その③を掲載します。